子供のアスペルガー症候群について
アスペルガー症候群は、別名、「高機能自閉症」とも呼ばれています。
それは、「知的障害がない自閉症」という意味なのですが、
その病状は、対人関係の障害や、他者の気持ちの推測力や
想像力の欠如などとして現れます。
具体的には、ある特定の分野への強いこだわりを示したり、
運動機能の軽度な障害も見られたりする一方で、多くの人と自由に
コミュニケーションが取れない、あるいは、コミュニケーション方法の違いを
理解されないという、社会生活上の障壁があります。
それゆえ、アスペルガー症候群と診断されるまでは、
幼稚園や保育所などでは、一般的に「協調性の欠ける子供」と
見做されるケースも少なくなく、
本人のみならず、両親などの家族を含めて、
不当な扱いを受けてしまうことも珍しくありません。
特に、幼児期の集団生活においては、そうした協調性の無さが、
同級生によるイジメや、先生からの厳しい躾けの対象となった結果、
それがトラウマとなり、さらに集団での生活や行動が苦手となる
悪循環に陥ることも多く見受けられます。
そうした不幸のスパイラルを防ぐためには、早期に子供の病状を見出し、
育児における適切な対応や環境整備を行うことが極めて重要となります。

